~ えり汚れ・黄ばみ・黒ずみ対策に ~
毎日洗濯をしていても、いつの間にか付着している【黄ばみ】や【黒ずみ】ありますよね…特にワイシャツはこうした汚れが目立ちますし、どうしても気になってしまうものです。
なんと!普段の洗濯方法を変えたり少し工夫するだけで、この汚れを防ぐことが出来たりします。
今回はワイシャツにスポットを当てて、その洗濯方法やお手入れの方法をご紹介していきます。

1.黄ばみ・黒ずみの原因とは…
黄ばみや黒ずみの原因は、どちらも【皮脂汚れ】によるものです。
皮脂汚れが空気に触れて酸化すると黄ばみになります。黒ずみは皮脂汚れが蓄積していくと出来てしまう汚れです。
皮脂汚れについては、次のような原因で蓄積されていくと考えられます。
原因1:普段の洗濯で落としきれていない
洗濯の仕方によっては落としきれていないことも多いです。
例えば、普段から下のような洗濯をしていると、皮脂汚れが蓄積しやすくなります。
- 毎回、時短コースの洗濯で、洗う時間やすすぐ回数を短縮している
- 洗剤の規定量を守らず、洗浄力が落ちてしまっている
- 洗濯物を詰め込みすぎており、うまく洗えていない
原因2:汚れを長い時間放置してしまった
着用後、洗濯するまでに時間があいてしまうと、どんどん汚れが落ちにくくなります。
そのため洗濯をしても皮脂汚れが落ちきらなくなってしまいます。
また、皮脂汚れが付いたままのワイシャツを放置してしまうと、その間にも酸化が進み黄ばんでしまうことになります。
2.えり汚れや脇の黄ばみ・黒ずみの落とし方…
黄ばみや黒ずみが出来やすいのは、えりや脇、袖先です。
着用後は特にこの部分を重点的に洗うようにしましょう。
黄ばみと黒ずみでは落とし方が異なりますので、それぞれチェックしていきましょう。
☆黒ずみの落とし方

- 食器用洗剤と歯ブラシでかき出す
黒ずんだ部分に食器用洗剤をつけ、一定方向に動かしてかき出す。
※強い力を加えると生地が傷んでしまうので、優しく行いましょう
代用として固形石鹸を使う手も。
※固形石鹸はアルカリ性が強いので皮脂汚れに適しています - すすいで洗濯機で洗う
皮脂汚れが溶けやすい40度程度のお湯ですすぐ。
すすぎが終わったら洗濯機に入れて、標準コースで洗濯する。
☆黄ばみの落とし方

- 黒ずみのお手入れ方法を試す
黄ばみは黒ずみも組み合わさって出来ることが多いため、黒ずみの落とし方を実践してみましょう。〈先述の落とし方1〉を行い、洗剤をしっかりすすいだら、黄ばみが落ちているかチェック。
※落ちていない場合、下記2へ - 酸素系漂白剤でつけ置きをする
酸素系漂白剤を使いつけ置きする。
部分汚れか、全体的な汚れと色物かにより、洗い方が分かれます。
⇩それぞれ洗い方をチェックしていきましょう⇩
・部分的な黄ばみ
1.酸素系漂白剤を少量のお湯に溶かし、黄ばんでいる部分に直塗りをする
2.40度のお湯を張った洗面器に20分程度つける
3.つけ置きが終わったら、液ごと洗濯機に入れて洗濯する
※漂白剤を部分的に使うことで、衣類の傷みを抑えることになります
・全体的な黄ばみ
1.洗面器に酸素系漂白剤と40度のお湯を入れて溶かす
2.衣類を入れて20分程度つける
3.つけ置きが終わったら液ごと洗濯機に入れて洗濯する
※色物のワイシャツに部分的に漂白剤を使うと、使った部分だけ白けてしまうことがあるので注意しましょう
3.頑固な黄ばみ・黒ずみはクリーニングへ!
今回ご紹介したお手入れ方法を試してみても落ちない頑固な黄ばみや黒ずみは放置して時間が経ってしまっていたりしますので取り除くのは難しいかもしれませんが…
そのお悩み、クリーニングで解決できるかもしれません。
弊社では衣類1点1点表示タグを確認した上で、衣類に適した方法でクリーニングするため、頑固な皮脂汚れに対しダイレクトにアプローチします。ご家庭では落とせなかった黄ばみや黒ずみも簡単に取れることがあります。
4.おわりに…
ここまで黄ばみ(脇・えり汚れ)や黒ずみが出来る原因や汚れの落とし方について紹介してまいりました…
歯ブラシでかき出したり、酸素系漂白剤を使うことで汚れを落とせますが、衣類を傷めることにもなりますので、頻繁に行うのは避けましょう。
普段の洗濯方法を工夫したり見直してこまめに皮脂汚れを落としたり、衣替えのタイミングで保管する前に【しまい洗い】でクリーニングに出して、黒ずみ・黄ばみを予防するのも1つです。
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